パーソナリティ障害の背景と特徴
こんにちは。 大阪市梅田は湿度が高いです。 暑い日が続きますが、皆さま如何お過ごしでしょうか。
…今日はパーソナリティ障害について書こうと思います。パーソナリティ障害は、自らも苦しむと同時に、周囲を巻き込みやすいという性格を持っています。
パーソナリティは、単なる個人の「性格」に留まるものではありません。対人関係のパターンや生き方そのものとして現れることで、人とのつながりや、さらには社会の在り方にも影響します。
一つの特徴として、思い通りにならない他者を、別の意志と感情を持った存在として認められない、ということがあります。その人の心に、本来の意味での他者との関係が育っていないため、自分の思い通りになる存在だけを愛し、思い通りにならない存在は、攻撃の対象になってしまうのです。
こうした独りよがりな他者との関係は、パーソナリティ障害の一つの大きな特徴です。
目を引く事件だけではなく、もっと身近な家庭や対人関係の問題、学校や職場でのいじめ、パワハラ、差別などの問題の背後にも、パーソナリティ障害が潜んでいることがあります。肥大したエゴは、現実を歪め、最悪なことに周りをも汚染していきます。
そのことに気付いて、改善していく人もたくさんいますし、パーソナリティー障害自体が悪いのでは決してありません。そもそも、どんな人にもパーソナリティーの凹凸があります。その凹凸がバランスが崩れてきたら、対象から、あるいは日常から距離を取っていき、自分を見つめ直して、立て直していきましょう。
パーソナリティ障害の別の特徴として、過剰な自分への期待と、それゆえに生じる傷つきやすさを挙げることができると思います。うつ病や社会不安障害、パニック障害、依存症などにも、パーソナリティ障害の問題が隠れていることが多いです。
うつ病にしても、引きこもりにしても、依存症にしても、バランスの悪いパーソナリティが、無理な生き方をしてきて、あるいは、そうすることを強いられて、その結果として陥っている面もあります。
そうした視点がないと、何が起こっているのかさえ理解できず、対処を誤ったり、問題をこじらせてしまうことになります。
パーソナリティ障害という新しい目を持つことで、今、自分自身、周りにいる人に起きている性格が見えてくるかもしれません。それは大切な学びですし、大きな気付きかもしれません。ただただ苦しくて辛かったものでしかなかった本質が分かり、対処しやすくなります。
パーソナリティ障害について、専門家でさえ、十分な認識があるとは言えないのが現実です。勇気を出して精神科の門を叩いたのに、パーソナリティ障害は性格の問題なので、出す薬がないといって、追い返されたという話も聞きます。
表に出てくる、うつ病や不安、恐怖、怒りという症状に対してだけのアプローチでは根本的な回復にはならないでしょう。
程度の差はあっても、現代人の多くはパーソナリティの問題を抱えていると言えますし、程度が重く、社会生活や日常生活に難しさを感じている人がどんどん増えてきています。
うまく人とつながれず、孤独の中で身を縮めていたり、人間関係の中で空回りして疲れてしまっている人もたくさんいます。意地汚いレッテルを貼られて、エネルギーを奪う人間が、いかに普通にいるかは驚くほどです。そういう人やそういう集団からはどんどん離れていきましょう。むしろ積極的に逃げることも大切です。
どうすれば、自分をうまく活かせる生き方ができるのか。どうすれば、もっと楽に人とつながれるのでしょうか。そのためには、まず自分を知り、労り、育てていくことが重要でしょう。
自分のパーソナリティについて理解を深めることは、自分に合った生き方や人とのつながり方を知る助けになります。「世間一般」という得体のないものに振り回されず、自分のペースで、立て直していきましょう。
自分に合わない生き方や人間関係のスタイルをいくら追及したところで、結局うまくいかないし、迷路に入り込むだけですから。
ヒプノセラピー(退行催眠療法)で潜在意識から変わっていきましょう。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
***********************************************************
************************************************************
セラピーについてご質問、ご不明な点がございましたら、どんなことでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。いかなる場合でも、24時間以内に御返事させていただきます。
ヒプノセラピー(前世療法・インナーチャイルド・願望実現)によって、潜在意識に働きかけ、肯定的で前向きな人生を手に入れましょう。