脳の構造~自分の特性を知る
おはようございます。 大阪市梅田は快晴です。
…現代の私たちの脳はどのようになっているのでしょうか。今日は脳の構造について少し書こうと思います。
精神的に深い悩みをかかている時、「前頭前野」と呼ばれる部位が機能低下しています。
前頭前野は、脳のもっとも前側に位置する部分にあり、額の下に存在する大脳皮質です。前頭前野の一つの重要な役割は、危険を回避し適切な行動を選択することだそうです。
そしてこの前頭前野は、大きく三つの領域に分けられます。
両サイドに位置する<背外側前頭前野>は、目的を持った行動を遂行することに関与し、例えばIQは、この領域の働きをよく反映しています。
目の凹みの上側に広がる<眼窟前頭前野>は、行動をしないでおく行動抑止やコントロールと関係しているそうです。この領域の働きが低下すると、我慢や慎重さがなくなり、思いついたら即行動に移してしまうそうです。人間は生き物なので、こういう本能を持っていて、それを抑止する部分もあるのでしょう。
最後に、<内側前頭前野>は「社会脳」とも呼ばれ、感情の意味を理解したり、社会的状況を判断します。眼窟前頭前野や内側前頭前野の働きが低下すると、どんな優れたIQを持っていても、衝動的に危険なことをしてしまったり、社会的なルールや状況を無視した独りよがりな行動に走ってしまうそうです。
また、もう少し深い部分に位置する領域に、最近注目されている「前傍帯状回」という領域があります。
前傍帯状回は、競争や共同作業をするときに活発に働き、危険を察知し注意を喚起する「警報機能」に深い関係があるとされています。
また、この部位は、相手の気持ちを推し量ることに関与していると考えられています。つまり相手の気持ちを汲む共感という心の作業に関わっているようです。
「危険回避」と「共感」という一見まったく無関係な心の作用が、脳の同じ領域で担われているというのは、不思議な感じがします。
相手がどう思うかという「共感力」がないから、常軌を逸した行動をして、人を陥れて平気な人もいます。残念ながら、そういう人間も社会にある一定数いるのが、心理学などでも解明されています。
英国のブレア前首相が「我々には危急の課題が3つある。一つ目は教育、二つ目に教育、そして最後に教育だ」と述べていました。どんな政策よりも人間教育が大切なのでしょう。それは年齢に関係なく、人間そのものを学ぶことです。
歪んだものは多かれ少なかれ、煩悩として誰でもありますが、それを気付いて律していかないなら、人間としての成長は永遠にないでしょう。脳の特性もまた人によって違います。自分の脳を知ること、探求することは、より賢くなるうえでとても大切なことかもしれません。
ヒプノセラピー(催眠療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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