インナーチャイルドの「トラウマ」-傷ついた過去
こんにちは。 大阪市梅田は今日は快晴です。 雨のあとで気温も低く、ひんやりとしています。
…今日はインナーチャイルドの傷について書こうと思います。
インナーチャイルドは幼少期のころとは限りません。もっと大きなくくりで、「自分自身」ともいえるでしょう。
ただインナーチャイルドは幼少期に傷つきやすいので
親からの過剰なコントロール、価値観の押し付け、ニグレクト、愛情飢餓、、
さまざまなことで心の傷、トラウマを抱えた人が多くいます。
幼少期からの傷を修復するには、安全基地を確保し、不足を取り戻したり、周囲に受け入れられるといった共感的、体験的なプロセスとは別に、もう一つのプロセスが大切だと考えられます。
それは言葉を介した、認知的なプロセスです。
これらが平行して進むことによって、修復までのプロセスはより強固なものになります。
子どもの頃に傷ついた体験は、たいてい心の隅に押しやられ、はっきり言語化されないまま、もやもやとした記憶として心に巣食っています。
そうした言語化の不十分な情動的記憶が、その人の心や行動を無意識のうちに支配して、ネガティブな反応や感情の暴走、解離といったことを引き起こす原因になります。
そのために、まず、そうした記憶を顕在化することが必要です。
この作業が、傷ついた潜在意識を癒していきます。
最初は、断片的にしか思い出せないですが、それを少しずつ語り続けていきます。
嫌な出来事の記憶をたどりながら、そのときどんな思いであったかを、その人の言葉で語ってもらうことが重要です。
たずねられても、すぐには言葉にならないことも多いはずです。
なぜなら、まだ一度も言語されることなく、ただ傷ついた思いだけが、悲しみや怒りといった強い情動とともに渾然一体となって、心の中の膿の詰まった袋のような病巣を作っているからです。
必要なのは、その膿を外に出すことであり、そのためには、その時に味わった思いを、ネガティブな情動とともに吐き出す必要があります。
言語化する過程において、最初のうちは、「何とも思っていない」「気にしてない」といった、問題の存在自体を否定する場合もあります。
その段階を越えると、次は、否定的な感情ばかり語られる段階に移行します。
この段階では、傷つけられた怒りや悲しみを、恨みつらみを込めて叩きつけるように語り続けます。
それは傷が深ければ深いほど、傷を与えられた期間が長ければ長いほど、長期間続くことになります。
その間、執拗なまでに否定的な感情が語られますが、そうすることも修復には必要です。
インナーチャイルドの傷の修復過程で、安全基地となる存在の人が重要ですが、それは、自分の生い立ちや傷ついた体験と向かい合い、封印してきた過去を整理して、統合し直す作業が必要です。
否定的なことは一切言わず、丸ごと受け止めてくれる存在に、自分の身に起きたことを、味わってきた思いとともに、語り尽くすことが重要です。
そして、そこの場面の捉え方を変えていくプログラミングがセットとして必要だと考えられます。
ヒプノセラピー(インナーチャイルド療法、前世療法)では、催眠状態で過去を振り返るので、顕在意識では思い出せない出来事や感情に気付くことができます。
潜在意識の傷を顕在化させることで、過去をだんだんと手放し、今を生きるエネルギーが得られるのだと思います。
少しでもトラウマを癒し、前向きな人生を引き寄せていきましょう。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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ヒプノセラピー(前世療法・インナーチャイルド・願望実現)によって、潜在意識に働きかけ、肯定的で前向きな人生を手に入れましょう。