思春期の難しさ:ヒプノセラピー(催眠療法)
おはようございます。 今日は一転大阪市梅田は快晴です。 皆さま如何お過ごしでしょうか。
…今日は、私たちがアイデンティティを形成する思春期について書こうと思います。
精神医学におけるライフ・サイクル論では、12歳から20歳頃までを思春期といいますが、このうち18歳頃から始まる思春期後期には、「アイデンティティの確立」が発達課題とされます。
精神発達課題というのは、それぞれの年齢に即した心の発達の到達基準という意味で、アメリカの著名な精神分析家、エリック・エリクソンが提唱したものです。
思春期の特徴の一つは親離れですが、そのために、それまで親に向けられていた愛着エネルギーは、行き場を失って自分自身に向かいます。
そのため青春期に入ると、人は自己愛的となり、自己意識が肥大するものです。
要するに自意識過剰になるわけで、自分に関してのさまざまなイメージを持って、得意になったり絶望したりしたあげく、青春期の終わりまでには、自分というものについての一つのまとまったイメージを作り上げます。
アイデンティティという言葉は、自己同一性などと訳されますが、自分は日本人だ、女(男)だ、50代だ、こういう仕事をしていて、こうした気質の人間だといった自己規定のことです。
こうした自分についての規定は、ある程度発達が進まないと出来上がってこないので、そのような自己規定の中には、自分の職業選択や、現在の力量についての判断も含まれます。
この種の自己規定がある程度しっかりしていないと、社会の中で他者と関わっていくことが難しくなります。もちろん人によって気付くタイミングは違いますし、誰かが決めつけることではありません。
社会人になっても人の中に入れなくなったり、異常なストレスを抱えてしまったり、その結果、職場を転々としたりして、自分を見失っていきます。
こうした状態を”モラトリアム”といいます。
こうしたモラトリアム状態は、過去にその原因があることが多いです。
モラトリアム青年たちの両親の夫婦関係は多かれ少なかれ緊張していて、その葛藤に巻き込まれてしまいます。
そのような人はさまざまな形で「不幸」であったり、親子間で「カプセル化」が起こっているのが普通です。
真の意味で、子離れ・親離れできない状態が続いてしまっているのです。人間の成長において、自分の未熟さ幼稚さに気が付いていくことは非常に大切だと考えられます。
アイデンティティを確立して、社会の中に入っていくには、幼少期からの確執、そして青春期のモラトリアムを癒していくことが大切だと思います。
私たちは生きていくうえで、「自分らしさを追求して、確立させる」ことが何より重要なことなのかもしれません。
ヒプノセラピー(インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
***********************************************************
************************************************************
セラピーについてご質問、ご不明な点がございましたら、どんなことでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。いかなる場合でも、24時間以内に御返事させていただきます。
ヒプノセラピー(前世療法・インナーチャイルド・願望実現)によって、潜在意識に働きかけ、肯定的で前向きな人生を手に入れましょう。