目的がないから「空虚感」になる
おはようございます。 大阪市梅田はどんよりとしたお天気です。 そろそろ梅雨が近づいてきたのでしょうか。
…今はストレスの多い時代なので、普通に生きるだけでも大変なことなのかもしれません。
精神的トラウマを抱えていると、心の中にぽっかり穴が開いたような空虚感に苦しみます。
どうして私たちは空虚感を持つのでしょうか。
人間の「脳」は、空白を嫌います。
何もすることがない、やりがいを感じない、無気力な状態が続くと脳は耐え切れなくなります。
空虚感を感じるのは、自分の人生の目的がなくて、周りから振り回されて生きてきたことが原因なのかもしれません。
自分の人生の目的があって頑張ってきたなら、失敗しても「立ち上がれない」という気持ちにはなりません。
たとえ失敗しても自分の人生を生きたという充足感があるからです。
社会的に成功しながら、ある年齢でうつ病になる人がいます。
ビジネスマンとして成功し、誰もが認めるキャリアを築いたにもかかわらず、それが自分自身の目的ではなかったのでしょう。
自分自身の目的がなくて長いこと生きてきたら、心の中は空っぽになります。
部長になっても、医者になっても政治家になっても、自分の本来の目的とそぐわないことをし続けることは、ある意味、自分への虐待なのかもしれません。
外側がどんなにきらびやかであっても、うつ病の状態は、心理学者フロム・ライヒマンが言うように、心の中が「空虚と憎悪」に占められています。
生きることに疲れた人は、何をやっても無意味感に苦しめられます。
何に対しても興味を失ってしまいます。
これまでの自分の生き方に納得できず、今やっていることも好きではない。
周囲の人からの賞賛を得るためにもがく生き方をしてきたのかもしれません。
生きることに疲れた人は、気力が減退していて落ち着かず、イライラしてしまいます。
疲れているのに何でそこまでイライラするのでしょうか。
その理由は次の二つにあります。
一つは、自分に満足していないから。
心身ともに疲れ果てるのは、自分が納得する生き方を見つけて、そこにエネルギーを注いでないからです。
そして、もう一つは、心の底の無意識の領域に憎しみがあるからです。
心の底にある憎しみを解放し、自分に合った生き方に変えていくことが何より大切なことかもしれません。
生きているといろんなことがあり、無数の選択肢がでてきます。
空虚感をリセットするためにも、気付きを加速させていきましょう。
ヒプノセラピー(インナーチャイルド療法、前世療法)がそのお役に立てればと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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