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認知行動療法~捉え方を変える

2013-04-28

おはようございます。 大阪市梅田の朝は爽快です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

…認知行動療法の基本的前提は、「人は出来事そのものに対して反応するというより、その出来事への自分の解釈に反応する」というものです。

 

ある出来事をどう解釈するかによって、思考が生まれ、その思考によって感情が生まれます。

 

たとえば、赤ちゃんを見て(出来事)、その赤ちゃんを自分の娘だと認識し(思考)、愛情を感じる(感情)とか、あるいは逆の感じで考えれば、講演者が講演を待つ聴衆を見て(出来事)、こわい存在だと解釈し(思考)、不安を感じる(感情)という一連の流れです。

 

認知行動療法の目的は、歪んだ考えに気付き、現実感を取り戻して、より合理的な行動を変えていくことです。

 

不合理な考え方、つまり認知の歪みがあることが分かったら、その出来事に対する考え方を変え、違ったように感じればよいのでしょう。

 

激しい思考の歪みは、失敗への恐怖心を生みます。そうなると動けなくなったりします。

心をかき乱すような不安な感情に対処するのに役立つ方法として、PPR法があります。

 

PPR法とは、自分自身が人間であることを許すこと(Permission=P)、状況を再構築すること(Reconstruction=R)、そしてより広い視野から見ること(Perspective=P)の3段階を踏む方法です。

 

これまでに、激しい感情的な反応を起こしたときのことを思い出してください。

 

まず、自分が人間であることを許し、起こった出来事とそのときに感じた感情をあるがままに認めます。

 

信頼する人に話したり、どう感じているかゆっくり書き出したりしてもいいです。

 

次に状況を再構築します。

 

その出来事がもたらした良いことは何かをじっくり考えてみます。

 

何か新しいことを学んだり、自分自身や他の人についての洞察力がついたり、人の気持ちがもっと分かるようになったりはしなかったでしょうか。

 

今あるものにもっと感謝できるようにならなかったでしょうか。

 

最後の段階として、一歩引いて、その状況を広い視野で眺めてみます。

 

心理学者デイヴィット・バーンズはこう言いました。

『気分が悪くなるということは、奇妙なことだ。決して真実ではないことを勝手に思い違いして、みじめな気持ちになっているのだ』と。。

 

 

認知行動療法は顕在意識レベルで、ヒプノセラピー(催眠療法)は潜在意識レベルで変わっていく心理療法です。

 

 

 

少しでも捉え方が変わっていけば、今の自分をもっと大切に思えるでしょう。

そしてその思いが社会にも広がっていくでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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