境界性人格障害の改善-潜在意識の傷を癒す
おはようございます。 今日は大阪市梅田も雨です。
うつ病や社会不安障害やパニック障害などの精神疾患を抱えておられる場合、複数の障害が混在しているケースも多いです。今日は境界性人格障害について書こうと思います。
まず人格障害というと、偏見や誤解がありますが、人間は誰でもさまざまなペルソナ(人格)を持っています、そしてそれは常に揺らぎ続け、いい面もそうでない面も併せ持っています。
境界性の一つの特徴は、対人関係の変動の激しさだといわれています。誰でも起こり得ることですが、そのアップダウンが0か100かになってしまっている状態ともいえるかもしれません。最初は意気投合して「サイコー」「こんな人に出会えたのは初めて」と理想化しますが、期待はずれのことが起きたり、自分の思い通りにならないことがあったりすると、急に裏切られたような気持ちになり、すべてが耐え難いものに思えてしまいます。
些細なことでも、要求が満たされないと、罵詈雑言を浴びせ、相手をこき下ろし、全否定する言い方に豹変することもあります。それが日常であるのです。何か特別な異常なことをされているわけではないのに、その状態に陥ってしまうのは当人にとって非常に辛いことです。
この状態に一時的になることもあるでしょうし、障害として残ってしまうこともあります。
内実を分かっていない人間からすると、まるでおかしな人のように見えるかもしれませんが、そこに至る道筋を追えば、誰でも陥る感覚でもあります。
その人その人によって異なるわけで、人格障害という苦しみの中でもどう生きていくかは非常に重要なことであると考えられます。
ある意味では、入れ替わっていく人格の中で、私たちはそれぞれの魂を磨いているのですから。
普通を装い、普通であることに優越感を覚える安易な人たちからすると、変わった人という身勝手なレッテルをはるでしょう。そんな時、手ごろな他の人に出会うと、そっちの方が本来求めているものに思えて、そちらに走ってしまうこともあります。どんな人と付き合うのか、あるいはどんな環境でいるのかはとても重要なことでしょう。
以下はたくさんある症状の一部です。
両極端に見える行動派、単に変動しやすいということからくるだけではありません。もう一つ重要な症状として、アンビバレントな感情を抱きやすいということです。アンビバレントとは、同一の対象に対して、同時に正反対の感情を抱くことです。
一人の人物に対して、信頼できる大切な人だという気持ちと、信用したりすれば、いつか自分を裏切るに違いないという、相反する気持ちが同居してしまうのです。
ふっとした瞬間に、裏切られる不安のほうが強まると、それなら、先手を打って裏切ってやるという方向に走ってしまう。
いい顔を見せて相手の気に入るように振舞えば振舞うほど、正反対の気持ちが募ってくるということが起こりやすいです。
その根底には、これまでの人生において親に見捨てられたと感じ、「無条件の愛」探しの旅をしてきたことがあったりします。
現実には得られなかった完全無欠の愛を、本当に信じることができ、100%の愛をくれる人を見つけ出さなくてはならないのです。そこに無理が生じてきます。なぜなら、その人の理想に完璧に叶う「愛」はこの世に存在しえないかったりするからです。
回復のためには、自分をもう一度、信頼できる存在として受け入れていき、自然体の状態を支えられて、求め続ける気持ちを卒業していくことが大切だと考えられます。
いずれにしても人格障害は誤解されやすい症状ですが、どんな人にも人格の歪みはあるものです。それが理不尽な負荷やストレスで、一部分が強調されているだけです。誤解や偏見から離れて、一人でも多くの方々が回復されて、よりよい現実を引き寄せられることを願っております。
過剰な反応や否定、レッテル貼りがどれほど多くの人を傷つけているのかが分かる社会であって欲しいです。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)で潜在意識の傷を癒されて。より多くの気づきや改善へと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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