境界性人格障害-潜在意識の傷を癒す
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。
今日は、境界性人格障害について書こうと思います。人格障害というと、何か特別な状態の人を意味するように思う人もいるかもしれませんが、当人も周りも気付いていないだけで、意外に多いといわれています。
そして、人格障害の中でも、最も多いのが境界性だともいわれています。幼い頃の喪失体験、見捨てられ体験の傷が、最近起きた喪失体験、見捨てられ体験によって再現され、病状をはっするという経過が多いそうです。
あるいは、かつての忌まわしい体験を想起させるような出来事に出くわすたびに、不機嫌になったり、不安定になったりしやすくなります。それは愛情飢餓が原因で、誰にでも多かれ少なかれある症状といいますか、一時的なものを含めると多くの人が感じている飢餓感ともつながっています。
人格障害は他の人の人生まで蝕んでいき、生活そのものが不安定で、いつもうつろな状態です。他者に対する依存心が、非常に強く、本人がしっかりと自覚することから、改善、治療は始まります。もちろん気付き、自覚、訓練、治療をへていくと境界性人格障害は、永久に続く固定した性格ではありません。
多くの人は思春期から青年期、成人早期に始まる嵐のような感情と行動の失調です。止まない嵐はありませんが、人格という根深い部分は、人間の持つ本能とも密接に関係しているので、非常に時間のかかるケースもあります。自らが気付き、改善していかなければという心根を持てるかどうかは、大きな分岐点かもしれません。
周囲の対応がまずかったり、本人の抱えているものが深刻な場合には、十年、二十年という時間を要することもあります。周囲の人もたいへんです。振り回されて、無茶苦茶にされてしまうケースもあります。
境界性パーソナリティー障害を抱える人が自分自身の問題を克服したとして、その間、どういう生き方をしたかによって、魅力的に成熟できることもあれば、偏りや幼さを一部留めることもあります。
境界性人格障害の人は、抱えた生きづらさゆえに、それを乗り越えようとする中で、鋭敏な感性や人に対する献身や思いやり、常識に囚われない個性をつちかっていくケースが多いです。そのプラスの部分をどれだけ伸ばせるかも改善の大きなポイントでしょう。適切なフィードバックが得られないと幼い自我が暴れてしまうのですが、適切な人との交流も、依存、飢餓からの脱却において非常に重要になってくるでしょう。
そこに努力と円熟が加わることによって、個性的な表現の才能や人に奉仕する仕事の能力を開花させていく場合もあります。人間はどの段階で変化していくか、はっきり自覚できない難しさがあるので、常に社会に、世の中にどういうふうに貢献できるのかを考えて、生活自体そのものを見直していくことが大切でしょう。あまり非生産的な人たちや環境と接していると、心身共にどんどん弱っていきます、それは誰でも同じですが。できるだけ環境を整えることは、非常に重要なことかもしれません。
傷つきやすさや基本的安心感の乏しさが、せっかくの成功を台無しにする行動に駆り立てることもあります。その人自身の問題でもありますが、成功と失敗は誰の人生でも紙一重です。あまり0か100かの考え方はふさわしくないかもしれません。
結局その人が、いかに生きて、自分の抱えている問題に向かい合い、それを克服していったかが、後半生に現れるのでしょう。これはどんな人にも当てはまることでしょう。
失敗から人間は学び成長していくものです。それが人間だけに与えられた知性であり、人格も人の品格と書きます。少しでも魂を磨いていこうという先にこそ、本来の人格がうまく融合されていくのでしょう。
境界性パーソナリティー障害の人に限らず、私たちはさまざまな人格を合わせ持ています。それがバランスを崩すと、生き辛さになり、ときに簡単に異常をきたしてしまいます。
過去のトラウマ、心の傷を癒して、主人格を立て直していきましょう。そしてより自分らしい生き方を見いだしていきましょう。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)が潜在意識の傷の癒しにと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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