ヒプノセラピーでひも解く心理的葛藤
こんにちは。大阪市梅田は快晴です。
…ある大学生の話です。就職時に、とある会社に採用されました。しかし、そこに就職しませんでした。「あんな程度の低いところにには行けない」と言って断りました。そしてその学生は、司法試験か外交官試験を受けると言いました。しかし受験勉強はせず、毎日ぶらぶらしているだけで留年を重ねていました。
心理的に健康な人から見ると、なぜそのように非現実的なほど高い期待を自分に課するのかと、不思議に思われるかもしれません。
なぜそんなに非現実的なことを求めて、行動にもうつさず、自分を苦しめているのかと。しかし実は、このような非現実的な要求を私たちはよくしています。
「人から認められたい、承認されたい、高い評価をしてもらいたい」、「あの人に謝ってほしい。あの人さえ謝ってくれたら」
…その根底にあるのは、低い自己肯定の罠と、その下にある非現実的にまでこだわる根強い要求があります。心理的葛藤があると、要求がおこがましく、幼稚で、自己中心的なものになっていきます。そして厄介なことに、その本人は気付かないので、あるいは気付いても直そうとしないので、周りの人が大変な迷惑をうけたりします。
周囲の人は、悩んでいる人を見て、もっと自分や他者への要求水準を下げるように忠告します。
しかし、その要求水準は下げられません。それはその人が、その非現実的なほどに頑固な要求によって、自分の心の葛藤を解決しようと思っているからです。
理想的な自我像が心の葛藤を解決する唯一の手段と信じている限り、自分への非現実的な期待を下げることはできません。誰もがさまざまな思い込みをしていますが、その思い込みをできるだけ客観視して、都度うまくリセットしていかねければいけません。
心理的葛藤を持っている人は、不安です。 たまらなく不安です。どんな人でも不安や恐怖はありますが、その心理的葛藤を隠し持つ人は、その不安が他者や薬物、ギャンブル、アルコールにいってしまいます。
不安から自分を守る手段が、理想的な自画像の現実化です。理想的な自画像を実現することで安心しようとします。それはまるで”魔法の杖”を探しているようなものかもしれません。魔法の杖ばかり探し求めているからこそ、自己実現にエネルギーが向かないでいるのかもしれません。
実際に自分が出来ること、実際に自分に適したこと、それらのことをしようとしないで、自分には無理なことばかりこだわって消耗しているのかもしれません。人前で不完全な自分を見せるこのが怖い人は、自分の心の底にある実際の感情を一番恐れているともいいます。
結局、すべては自分なのでしょう。心の葛藤、それに対する答えがあるとするならば、それは心の底にある、見たくない、逃げ出したくなるような感情の中にあるのかもしれません。もちろん、無理をしなくていいと思います。どんな人でも多かれ少なかれあるものですから。
それぞれのペースで、少しずつ向き合うことが出来たら、その人はブレない芯の強い自分に生まれ変わることが出来るのかもしれません。
潜在意識の中に自分らしい核となるものを創造していきましょう。
生き甲斐の中にこそ本当の自分がいるのかもしれません。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)がそのお役に立てばと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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ヒプノセラピー(前世療法・インナーチャイルド・願望実現)によって、潜在意識に働きかけ、肯定的で前向きな人生を手に入れましょう。