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潜在意識の傷~対人恐怖、人を避ける深層心理

2012-12-06

こんにちは。大阪市梅田は快晴です。

ヒプノセラピー(催眠療法)を受けにこられる方で、対人恐怖で悩まれてる方が多くいらっしゃいます。非常に社会が抑圧されて閉鎖的ですので、今は人の悪意も執着も増えているのかもしれません。

だからこそ、対人恐怖、人が怖くなる人も多いのでしょう。対人恐怖は非常に深刻な生き辛さを生み出してしまいます。周りからは見えないので、恐怖が潜在意識の中でも増幅していきます。

 

大半の対人恐怖の方は、人によく思われたいという願望が、「よく思われなければならない」へと変化しています。”wish”が”claim”に変化しているのです。これは対人恐怖関係なく、承認欲求がありますから、多かれ少なかれ誰にでもあるでしょう。人間の欲は限りないともいわれていますが、誰でも敵は少ないほうがいいにこしたことはないでしょうし、よく思われたいという欲求もあるでしょう。

 

しかし、これが大きくなりすぎると、自意識が肥大化していきます。平気で人を貶める人間は、人は怖くないですが、自分の中に歪んだ自意識が肥大化しています。ある意味、表裏の関係かもしれません。

 

自意識が肥大化してしまうと、人によく思われたいという願望ではなくて、よく思われるべきだという「要求」をしてしまいます。自分勝手なエゴを他人にぶつけてくるのです。

他人に対して優越したいという願望が、優越しなければいけない、優越するべきである、優越する資格があるとなっていきます。これが対人恐怖の人の大きな特徴の一つだったりします。

しかし、誰でも追い詰められたり愛情飢餓になったり、否定攻撃さらし者にされたら、どんな自立心のある人であっても、意地みたいなものは自然と強化されていくでしょう。

 

対人恐怖の人はたいてい、非常につらい体験を経験してきています。エゴの強いタイプの人、強欲な人たちにエネルギーを奪われてしまっているのです。

身勝手な人が他人に優越したがるのは、自分の心の底にある自己蔑視に向き合わなければいけないからです。それが面倒だから、自分は完璧でなければいけないとなり、他者否定、他者攻撃となり、対象になった人が対人恐怖となるのです。

 

対人恐怖は様々な生き辛さをもたらしますが、人の目や視線が気になってしまうことが苦しみを生んだりします。他人の前で”完全な”自分を演じることで、自分の心の底にある自己無価値感を少し味合わなくてすみます。

 

それによって、自分は無価値な人間であるという感情に直面することを避けようと無意識に働きます。

人間は完璧ではありませんから、対人恐怖となるといろいろな面で社会生活が難しくうなってきたりもします。しかし、繊細で感受性が鋭い人が対人恐怖で悩まれています。

神経症で苦しまれる方には、心の底で『どうしても認められない感情』があります。それだけ理不尽な体験をしてきているからです。

たとえば、敵意とか、怒り、許せない感覚、自分が劣等だという感じ方とか、いろいろその人によって違いますが、とにかくどんなことがあっても認めたくない感情もあります。

そして、対人恐怖の人たちは無価値感と孤立感に苦しんでしまいます。非生産的な人たちに、非常にエネルギーが奪われてしまっているのです。

 

劣等感とは、自分に対する蔑視と孤立感だといわれていますが、人を前にして、理想の自分を演じることで、その二つを一挙に解決できると信じている人が多いです、しかも無意識に演じています。

自分は正しいと思っている人が、世の中を歪ませているのかもしれません。

それは”栄光への囚われ”と表現できるかもしれません。それは幼児性と表裏一体でもあります。

これまで、心の葛藤を解決するために、実際の自分を無視してきた結果でしょう。

実際の自分では心の葛藤を解決できないからです。だから安易に逃げるのです。そうすると退廃的で落ちぶれた非人間的な生き方に陥ります。

 

心の葛藤を解決しようとすれば、実際の自分は”障害”になります。そこで実際の自分を憎しみはじめるのです。そういう人たちから命と尊厳を奪われてきたからこそ、人が怖くなるのです。

 

自分の心の葛藤を解決するためには、自分はもっと能力がなければいけない、もっと仕事が出来なければいけない、もっと評価をされなければならない、もっと成功しなければならない。自分への要求は、次々へと出てきます。それをいかに律して、正そうとできるのか、魂の在り方が問われているのかもしれません。

 

自分への非現実的な要求を気付き、その要求が自分自身を追い込んでいることに気付くことです。

 

知らぬ間に、自分で作り上げてしまった呪縛を解放して、ありのままの自分を受け入れていくのがヒプノセラピーの大きな目的といえるかもしれません。どんな人でも弱いところはあります。その弱いところを否定されたり、攻撃された卑劣な過去から少しずつ脱していきましょう。

 

「何も無理することはない」、「ありのままでいいんだ」という【自己肯定感】を潜在意識のレベルから体感することで、心も穏やかになっていくでしょう。

人が怖くなるにはたくさんの理由があります。

潜在意識の中の負の感情を浄化して、自分を肯定していきましょう。

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)がそのお役に立てばと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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