インナーチャイルドの傷~過保護、過干渉のトラウマ
こんにちは。大阪市梅田は快晴です。
カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)に従事していますと、幼少期の環境がいかに重要かを痛切に感じさせられます。
親が子どもに対してどう接するかで、子どもの将来の人間性まで左右しかねない大きな影響力があります。
セルフコントロールできる人間になるかどうかも、子育て次第ともいわれています。
しかし世の教育評論家の人たちがよくいう「過保護、過干渉はいけない」という言葉の本当の意味を理解していない親が非常に多いような気がします。
それは、保護も干渉も、子どもの精神発達上で必要な段階であり、きちんとしておかなければ、自我の形成に支障が出てくるということです。
かなり以前から、「過保護、過干渉は子どもをダメにする。自由にのびのびと育てなさい」という論調に従って子育てを実行してきた親がとても多いです。
そして何か問題が起こるたびに、その論調はここぞとばかりに盛り上がり、過保護にしたから社会性がないのだとか、あれこれ干渉したから子どもの人格が歪んだとか、口出ししすぎたから自分で物事を考えられなくなったなどと、問題の原因を過保護、過干渉のせいにしてしまっています。
もちろん行き過ぎた過保護、過干渉は子どもの自立を阻み、子どもの人格をさげすむ行為です。
行き過ぎた過保護、過干渉は子どもの心を深く傷つけ、成人しても傷ついたままのインナーチャイルドを抱えたままになってしまいます。
しかし、過保護、過干渉を忌み嫌うばかりに、個性とわがままを取り違えて、成長するにしたがって必ず必要なはずの規範というものを教えない親が非常に増えているといいます。
「自由に育てる」といえば聞こえがいいですが、実態は単なる放し飼いです。
その結果、子どもたちは我慢や自制心を身につけずに大きくなっています。
セルフコントロールできない人が増えているのは、このような過保護、過干渉に対する強烈な反応からきているのかもしれません。
過保護、過干渉もある年齢までは必要だと思います。
なぜなら、親が子どもの対してきめ細やかなコンタクトを取ったり、社会の規範を教えたりすることで、セルフコントロールに密接不可分である「自己信頼感」が確立するからです。
自己信頼感というのは、自分のありようをそのまま受け入れられる心です。
自己信頼感が確立されないまま成長すると、自分に自信が持てず、グラグラした不安定な状態に陥ってしまいます。
この自己信頼感が芽生えるのが、生後2年間ぐらいの間といわれています。
母親がきめ細やかなコンタクトを取っていれば、赤ん坊の要求は簡単に伝わります。
要求が伝われば赤ん坊は、自分の伝え方が間違っていないこと、何かを訴えたいときにはこういうふうにして訴えてもいいんだということ、訴えれば母親は応えてくれるのだということがわかってきます。
そして、言葉を話し出す前から、「いけないことはいけない」としっかり伝えてあげることが大切です。
それが子どもの客観的な思考や判断の能力を育む土台になるからです。
ルールを教えられてこなかった子どもは、自ら考えて判断するようになる段階で、どれを受け入れ、どれに従えばいいかを、自分で決められなくなります。
ですから、過保護、過干渉ということは子育ての『ごく初期』の段階で非常に大切な要素なのかもしれません。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)で幼少期からのトラウマを癒していきましょう。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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