境界性人格障害の治療-潜在意識のトラウマ
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。
一昔前なら、精神科や心療内科に通っている、あるいはセラピーやカウンセリングに通っている人は今ほど多くはなく、引け目を感じることもあったかもしれません。
今は社会的背景が影響しているのか、うつ病や社会不安障害、パニック障害も認知度が高まっています。
しかし、人格障害(パーソナリティ障害)については、まだまだ誤解が多く、世間一般で受け入れられている状態とは言えないかもしれません。
実は、人格障害(パーソナリティ障害)で苦しまれている方、そしてその家族の方々は非常に増えています。
その人格障害の中でも特に多いのが、境界性人格障害です。
境界性人格障害には、さまざまな症状が見られますが、その最大の特徴は、変動の激しさです。
気分の面でも、対人関係や行動の面でも、自己のアイデンティティの面でも、短い間に両極端に揺れ動くのが特徴です。
専門家の間では遺伝説と養育説がありますが、多くの境界性の方に見受けられるのは、養育環境が深刻だったということです。
強い愛情飢餓や極端な見捨てられ方をした人にとって、その心の傷は深く、治療にも時間がかかる場合もあります。
それに対して、ちょっと見には問題のない家庭で、それなりに愛情も与えられて育ったケースに共通するのは、親の価値観に支配され過ぎた「良い子」や「頑張り屋さん」であったという点です。
もちろん養育環境がすべてではないです。
その人の中にあるさまざまな人格の傷が原因です。
いずれにしても、境界性人格障害の場合、見捨てられることに対する強い不安感があります。
見捨てられることに対する恐れが強いために、まだ裏切られても拒否されてもいないのに、先読みして、そう思い込み、過剰な反応をすることが珍しくありません。
そして、対人関係の不安定さも大きな特徴です。
最初は意気投合して相手を理想化しますが、期待外れのことが起きたり、自分の思い通りにならないことがあったりすると、急に裏切られたような気持になって、すべてが耐え難いものになってしまいます。
これも程度の差があり、背景によって異なりますので一概には言えません。
悪質極まりないことが起こり続けると、どうしても極端な反応になるのは
ごく自然なことです。
あくまでそういう傾向があるということで、
境界性人格障害をはじめさまざまな人格障害には
原因や症状が複雑に絡み合っています。
安易なレッテル貼りが、一番無駄で意味がありません。
境界性人格障害の根底には、これまでの人生で親に見捨てられたと感じ、「本当の親」探しの旅をしてきたことがあります。
現実には得られなかった完全無欠の存在を探し求め、百パーセントの愛をくれる人を見つけ出さなければと考えます。
しかし、その人の理想に完璧に叶う完全無欠の人など、この世に存在しません。
ですから、どんなに誠実で、その人のことを思ってくれる人が現れようと、いつか裏切って見捨てるに違いないという確信がぬぐいされません。
その誤った確信を克服するには、過去の傷つけた人を信頼できる存在として受け入れるか、誰かに支えられる中で、異常な執着心を求める気持ちを卒業していくかです。
いずれにしても、自己愛の歪みがあります。
放置していくと、身勝手極まりないことを平然としていく人生になります。
その歪みに気付き、自分を立て直そうという人にとって、この苦しみは一過性のものであり、そこにその人の大きな飛躍が隠れているのかもしれません。
そもそも人格は生きている人、すべてにあります。
ゆえに、あらゆる人に人格的な欠陥はあるのが普通です。
それがその人を苦しめていて、周りを汚染しているのなら
その人のタイミングで治療して、過去を癒して
人格の歪みを修正していくことが大切かもしれません。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)で要らなくなったものを手放し
有効な暗示を潜在意識に植え込んでいくことも、有効な手段の一つです。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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