ユング~無意識の中の人生の目的
こんにちは。 大阪市梅田は快晴です。
スイスの心理学者カール・ユングの本は歴史に残る偉大な心理学者です。
フロイトは精神分析という顕在意識を使った心理療法が有名ですが、ユングは、潜在意識や無意識、夢などに着目した心理学者で、ユングの考え方はヒプノセラピーにも大きなつながりがあると感じられます。
ユングがつくった言葉に「影」という心理学の造語があります。
「影」とは、『自分自身のことが受け入れることが出来ず、目にもしたくないすべてのこと』を意味しています。
私たちは自分の持つこの「暗い面」を、邪悪なものと考えがちです。
しかし、この「影」にはマイナス要素ばかりではなく、まだ自分では気付いていない資質が多く詰まっているとユングは考えました。
このような「影」が形成される原因はなんでしょうか?
それは私たちの自我が、この世の中で周りの人から認めてもらうために排除してきた要素なのかもしれません。
人は誰かに叱られたり、馬鹿にされると、自分の性格を表に出さなくなります。
周囲に受け入れてもらうために、相手に嫌がられる部分を隠すようになります。
といいますか、そういうレッテルを貼る人を敏感に見抜いて、その悪意から離れていくのが自然でしょう。
ユングによると、人は周りの人の「影」の部分を無意識に行動に移してしまうそうです。
誰しも人から愛され、受け入れてもらうために、よそゆきのペルソナ(外向きの顔)を作り上げていくといわれています。
人生の目的について真剣に考えない限り、あるいは、社会や家族が自分にどのような圧力を加えているのかを認識しない限り、私たちはずっと他人の期待にこたえて生きていこうとするのかもしれません。
自分で見たくない拒絶している「影」は、暗闇のなかですくすくと育ち、予想もしないときに顔をのぞかせてくるでしょう。
そして歪んだ優越感にひたるのです、自分という現実から逃げるために。
「影」とは、自分に対してついている嘘といえるかもしれません。
「影」は燃えさかる炎のように、抑えきれない衝動や矛盾した欲望として姿を現すかもしれませんし、濡れたタオルのように、人生の熱意を奪い独創的なエネルギーを抑制する重荷となってしまうのかもしれません。
いずれにしても、「影」と向き合い、それを乗り越えようとする過程のなかでのみ、私たちは自分の使命や生きがいに出会うことができるのかもしれません。
陰と陽をうまく融合して、少しでも実りある人生を潜在意識から引き寄せていきましょう。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気づきをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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