境界性人格障害~潜在意識のトラウマ
こんにちは。今日も大阪市梅田の駅は、通勤の人でまたいっぱいでした。
…前世から与えられたカルマが重すぎたのか、親に育てられた環境があまりもつらかったのか、あるいはイジメや事故・事件に巻き込まれたせいか、人は多くの要因で生きづらさを抱え込んでしまいます。
その一つ一つを解きほぐすには、最終的に「許し・感謝・愛」の立場に立てるかどうかが分かれ目になるような気がします。
今日は、「自己愛の歪み」からくる生きづらさを抱えた境界性人格障害について書こうと思います。
境界性人格障害は、対人関係、セルフイメージ、感情が不安定で著しい衝動性にかられる状態をいい、成人早期までに始まるといわれています。
特徴としては、
①現実に、あるいは想像の中で、見捨てられることを避けようとするなりふり構わない努力をする
②理想化とこき下ろしとの両極端を揺れ動く。不安定で激しい対人関係。
③不安定なセルフイメージ
④自己を傷つける衝動性のある行為(浪費、物質乱用、無謀な運転など)
⑤自殺の行動、そぶり、脅し
⑥顕著な感情の不安定
⑦慢性的な空虚感
⑧不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難
⑨一過性のストレスによる妄想あるいは解離の症状
以上のうち5つ、又はそれ以上の場合、境界性人格障害を疑ったほうがよいといわれています。
境界性人格障害の特徴は、一言でいうならば、両極端の間をめまぐるしく変動するということです。
それは、気分と対人関係において、顕著に見られます。
昨日は最高にハッピーだったのに、今日は世界の終わりのようなどん底の気分というのが、始終起こります。
些細なことで傷つくと、あっという間に、気分が最高から最低に変わってしまう。
「うつ」になると、すべてが無意味に思え、自分が生きる価値のない存在と感じられます。
絶望感や激しい自己嫌悪から、自己破壊衝動に囚われることもあります。
しかし、そのような深い「うつ状態」も持続性はなく、間欠性であるのが、境界性人格障害の特徴です。
こうした両極端に揺れ動く傾向は、対人関係にも見られます。
境界性の人は、自分を支え、愛情飢餓を癒してくれる人を常に求めています。
これはという人物に出会うや、相手に対する期待は急速に高まり、この人こそ、自分が求めていた人物だという思いを膨らませて、極端に理想化したり、万能な存在であるかのように思い込んでしまいます。
しかし、このような関係が長続きしないことは明らかです。
相手が支えきれなくなり、過大な期待の大きさにしり込みしたり、もう飽き飽きしたという態度を取ると、見捨てられるのではないかという不安に取り付かれて、必死にしがみつこうとしたり、関心をひく行動に走ります。
期待が大きかった分、当人は激しい失望と同時に、裏切られたという怒りを覚えます。
その反動はすさまじく、言葉による攻撃だけではすまず、相手を困らせようとする行動に出ることもあります。
これらすべての心理・行動は「自分が嫌い」という自己否定感からくるものだといわれています。
親に必要な時に必要な愛情をもらえなかった、あるいは常に親とのいさかいが絶えなかった、あるいは常に親からコントロールされ続けられた環境に置かれると、自己否定感が根強く、セルフイメージはズタズタに破壊されます。
治療で大切なことは、常に変わらないことだと思います。
どんなに時間がかかっても、常にニュートラルであることが大事です。
少しずつ自己肯定感を育み、適切な自己愛を持つこと、このプロセスを経ずして、回復に向かうのは難しいでしょう。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)を潜在意識からより多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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