フロイトと自由連想～ヒプノセラピー（催眠療法）
こんにちは。今日は大阪市梅田は朝雨が降っていましたが、昼からはやんでます。この雨が過ぎ去ったら、春が来るのでしょうか。
今日は、ヒプノセラピー（催眠療法）とも関係の深い、フロイトの自由連想について書こうと思います。フロイトといえば精神分析の概念で、歴史上初めて心の中身を理論として構築した偉大な心理学者です。そのうちの多くは近年再検討され、フロイトの学説は間違っていたという説もありますが、現代の精神医学、心理学の基本となっています。
フロイト（1856～1939）と言えば、心理学のなんか難しそうな理論を唱えた人っていうイメージをお持ちかもしれません。フロイトは20代の頃パリに留学中、ヒステリーの研究で有名だった神経学者シャルコーのもとでヒプノセラピー（催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法）によるヒステリー症状の治療法を学んでいて、意外と思われるかもしれませんが、ヒプノセラピー（催眠療法）の造詣も深い人です。
シャルコーのヒプノセラピー（催眠療法）に熱心に協力し、ヒステリーの治療にまったく新しいアプローチを発見します。フロイトは、人の意識からは隠された無意識に、極めて強力な精神過程が存在することに気付き、「患者は知っているけど自分で気付かないもの」に興味を持ちました。
フロイトは、心的エネルギーが意識に上ってくるのを抑圧されるので、このエネルギーが身体的に神経を刺激し、ヒステリーの症状になるとしました。そして、催眠状態で、この抑圧された情動を解放すれば症状がなくなることを発見します。ですから、意外と知られてないですが、フロイトはヒプノセラピー（催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法）の施術者としても活躍していました。
しかし、ひどい抑鬱に悩む若い婦人ルシーにヒプノセラピー（催眠療法）を施そうとしたが、彼女をうまく深い催眠状態に誘導できませんでした。催眠状態での経験を覚醒したあと思い出させるのを見たことがあるフロイトは、彼女の額に手を当てて、心の中にやってくるものはどんな些細なことでも細大漏らさず話すように言ってみました。
それによって、従来の型にはまった催眠に頼らなくても、重要なシーンの経験を思い出させることが出来ることを発見します。それまでは病因に直接関係するものに限ってしゃべらせていたのに対して、頭に浮かぶものは何でも自由に話すという画期的なやり方が役立ったので、これを自由連想と名づけ、その後展開される精神分析の基本技法となりました。
フロイトの業績で最もすごいと感じるのは、「忘却という心理過程における抵抗」を明らかにしたことです。
深い催眠状態でも思い出すことが出来ない記憶があることから、意識に上ることを妨げる防衛的な力が無意識の中に存在するということを発見しました。そして、その無意識の中での防衛する力を弱めるのに、自由連想や夢分析が非常に有効だと発表しました。
フロイトはその後、催眠は使わず、抑圧された記憶を覚醒状態で分析することに進んでいきました。２０世紀最大の心理学者であるフロイトは、従来のヒプノセラピー（催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法）という療法にとどまらず、オリジナリティある進化させたヒプノセラピーを発見し、また意識下の精神分析論にまで発展させた人でした。
現代では、フロイト論に対して懐疑的、批判的な論評が多いですが、その後の精神医学、心理学に多大な影響を与えた業績は特筆に価すると思います。
ヒプノセラピー（催眠療法）の目的は、潜在意識を癒し、過去に取り込んだ記憶や感情を解放し、捉え方を変えることにあります。
潜在意識は大きな力を持っています。
ヒプノセラピー（催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法）は潜在意識にダイレクトに働きかける心理療法です。
前向きな生き方を潜在意識から引き寄せていくために、より多くの癒しや気づきをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
***********************************************************
************************************************************
セラピーについてご質問、ご不明な点がございましたら、どんなことでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。いかなる場合でも、24時間以内に御返事させていただきます。
ヒプノセラピー（前世療法・インナーチャイルド・願望実現）によって、潜在意識に働きかけ、肯定的で前向きな人生を手に入れましょう。
