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催眠療法:ミルトン・エリクソン催眠
2012-01-14
こんにちは、皆様如何お過ごしでしょうか。大阪市梅田は快晴です。
今日は20世紀最大の催眠療法士と言われるミルトン・エリクソン催眠について、書こうと思います。
ミルトン・エリクソンの催眠言語は13パターンに分けることが出来ます。
①前提 すべての文に前提が含まれているが、さりげなく入れることが大切。
相手の答えがyesでもnoでも、前提は受け入れられている。
②読心術 相手の心理を読んで、それを伝える。
相手は自分の気持ちが分かってくれてるんだと感じて、Yesの反応が起こりやすい。
③主体の省略 あえて主語をぼかすことによって、一般化され、その意見を取り入れやすくなる。
④因果関係 理由があれば人は納得しやすい。
⑤異なるものの同一視 先に相手がYesということを言うことによって、
後に伝える部分に対してNoを感じにくくなる。
⑥普遍的数量詞 普遍化、一般化することによって、受け入れやすくなる。
⑦不特定動詞・名詞 テキスト下線部分の言葉は、人によって解釈の異なるものです。
受け取り手の解釈にゆだねるので、受け入れられやすい。
⑧叙法助詞 前向きな言葉で、可能性を否定されにくい。
⑨引用 著名人や成功者が言ってましたと言うと、受け入れられやすい。
⑩否定命令 脳はNotを理解しないので、相手を肯定的に導きたいなら、
最後に敢えてNotを入れると、その前の部分に注意が向けられる。
⑪挿入命令 命令口調では相手に拒絶されるだけ。間接的に言うことによって、相手に行動を促す。
⑫アナログ・マーキング 強調したいところを、声を変えたり、身振り手振りで伝える。
⑬ダブルバインド 相手に選ばせるが、どっちにしろこちらの意向通りになる。
以上、13パターンは、ミルトンエリクソン催眠の基本だといわれています。
振り返ってみると、、私たちも知らぬ間に、いろんな催眠言語にはまっていたかもしれません。
テレビCMやビジネスシーンでもとても活かされている手法です。
デキるビジネスマンは自然と使っていると言われています。
自然な語り口で、相手に楽に受け入れてもらえたら、人との関係もスムーズになりますよね。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)のセッションをするにあたっても、ミルトンモデルをしっかり身に付けていれば、
よりスムーズなガイドができ、クライアント様により深いヒーリングを感じていただけそうです。
…でも催眠言語と聞けば、人を操るって感じがどうしてもしてしまいますよね。
そこがヒプノセラピー(催眠療法)が誤解されやすいところなんです。
ヒプノセラピー(催眠療法)は、あくまでクライアント様がご自身の内面に没入するヒーリングです。
そのガイド役として、催眠言語を身に付けることは、よりよいガイド役(催眠療法士)になる大切なプロセスかなと思ってます。
日々実践ですね。
ヒプノセラピー(催眠療法)の目的は、潜在意識を癒し、過去に取り込んだ記憶や感情を解放し、捉え方を変えることにあります。
潜在意識は大きな力を持っています。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)は潜在意識にダイレクトに働きかける心理療法です。
前向きな生き方を潜在意識から引き寄せていくために、より多くの癒しや気づきをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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