心理学者カール・ユング~無意識の領域
おはようございます。 大阪市梅田は晴れています。 今日は朝と昼からのセッションです。集中して臨みたいです。
…今日はカール・ユングについて書こうと思います。
ヒプノセラピーは無意識の領域を扱いますが、ユングはまさに無意識(潜在意識)分野で大きな業績を残した人です。
1950年頃から、「人間の性格や行動は、本能的(生得的)な要因から生まれてるのではないか」という考え方が欧米で出てきました。
この考え方に大きな影響を与えたのが、スイスの心理学者ユング(1875~1961)でした。
ユングは、「人間には、生まれつき備わっている無意識レベルのパターンやイメージがあり、それは後の個人の体験によって、個々の性格に強い作用を及ぼす」と主張しました。
そして、この無意識レベルのパターンやイメージは、すべての人間に共通する要素を持ち、これを「集合的(普遍的)無意識」と規定しました。
この無意識の領域はとてつもなく広くて深く、人の心が持つ可逆性や心のバネに関連しているのでしょう。
ある意味ではスピリチュアルな領域ですが、人間には意志の力を超える巨大な世界があるような気がします。
ユングは当初、精神分析の租とされるフロイトに師事して、一時はフロイトの後継者と目されていました。
しかし、フロイトはオイディプス・コンプレックスに代表されるように後天的な影響を中心に人間の心理を解き明かそうとしましたが、ユングは、人間の心理に最も大きく作用するのは、生まれ持って備わった特性ではないかと考えました。
ユングの膨大な業績の中で、特筆すべきことはこの”先天的な素養に注目した”点だと言われています。
「私たち人間は、その性格をいつ獲得するか?」に関する議論の決着は、現在でもついていませんが、ユングの「集合的無意識」が示す生得説は今なお主流です。
自分を知るうえで、自分の生まれ持った気質・能力を知ることもとても重要です。
例えば、同じ環境で育てられた兄弟姉妹でも、感じ方は違うし、考え方も異なります。
自分はどういう気質を持っていて、それを活かしていくにはどうしたらいいのか、自分らしさって何だろう…、ヒプノセラピー(インナーチャイルド療法、前世療法))がその答えを知るきっかけや多くのヒントになればと願っています。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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ヒプノセラピー(前世療法・インナーチャイルド・願望実現)によって、潜在意識に働きかけ、肯定的で前向きな人生を手に入れましょう。